Saturday, December 31, 2011

YAMAHAの回し者?

年末、音楽番組も多くなって嬉しい限り。

久々にエレクトーンを弾きたいな・・・と思ってヤマハに電話してみましたが、さすがに年末でお休み・・・。

シンセサイザーに比べてどうしてもマイナー感のあるエレクトーンですが、このエレクトーンの素晴らしさを伝えるために、こんな動画を見つけてきました。

私の大好きな倉沢大樹さんの編曲による「朝日のようにさわやかに(Softly, As in a Morning Sunrize)」を上手に弾いている一般の方の演奏です。(倉沢さん本人の動画はさすがにありませんでした・・・)



今のエレクトーンは「一人で一曲を完結して弾けるシンセサイザー」ということかと思います。

ドラムは、プリセットのリズムとフィルイン(小節間のおかずと言われるもの)の組み合わせをシーケンサーと言われるもので事前に組んでおく(例えば、1~8小節は16beatの2番・・・というように)ことで、あとはコンピュータが自動で鳴らしてくれます。

プリセットのリズムが気に入らなければ、それを細かく編集(リズムを変えることはもちろん、鳴らす楽器を変えることももちろん可能。アクセントや響きも変えられます)することもできます。さらには、一からリズムを全て自分で組むこともできます♪

ベースは足で。エレクトーンの特徴とも言える左足のベース。昔は(一部の上級モデルを除いて)1オクターブだけでしたが、今の機種は2オクターブ(あるいはそれ以上)あるので、かなり自在なベースワークが可能です。ベースは目で見て踏んではいけないので、機種が変わると、ベースの位置がずれて苦労します(笑)

ベースの音も、もちろん自由自在。音に関しては、外から持ってくることもできますし、かなり自由がききます♪

あと、右足は、空いているのかと言えば全くそんなことはなく、右のペダルで、全体の音量を細かく調節します。また右ペダルには左右に「フットスイッチ」なるものがついており、レジストレーションの変更(レジストレーションとは、音やリズムなどその時点で組まれているプログラムの全て)ができるほか、リズムストップやフィルインなどのリズム系の操作も可能。また、ギターで、うぃ~んとうなりが入ることがありますが、そういうアクセントをつけることも可能です。

最近は、右ペダルがもう一個増えて2つついていることがあります。もうひとつのペダルは、音のピッチを変えるものです。激しい感じの曲など、このピッチをしょっちゅう操作する場合がありますが、音量調節と両方しないといけない場合には、操作がかなり忙しくなります。(また、左ベースが追いつかない場合には、右足がサポートに入る場合もあり、さらに忙しくなります。)

それから右手(キーボード上段)は基本的にメロディを担当します。プリセットであてがわれている音も、メロディに耐えるような華やかな音源がそろえてあります(と言っても、ボタン一つで、上下段の音はおろか、ベース・リズムと音は入れ替えられますが・・・)。

音については、レスポンスの設定ができ、触れた瞬間、押している間、指を離した瞬間のそれぞれの響きを細かく設定できます。ここらへんは、おそらくシンセサイザーのような操作ができると思っていただければいいのではないでしょうか。

また、異なる音を重ねることも可能です。これによって、一人で弾いても厚みのある演奏が可能になります。それから、ABC(オートベースコード)やMOC(メロディオンコード)などなど、従来からあるさまざまな機能の活用や、バッキング(コードをリズムで細かく刻むこと)も、あらかじめプログラムできてしまうので、演奏中はぶっちゃけ全音符だけしか弾いていなくても、何だかすごいぞ的な演奏をすることも可能です(笑)

昔のエレクトーンしか知らないという方には、今のエレクトーンはかなり衝撃かもしれません。ただエレクトーンはやはり玄人向けの楽器というよりも一般向けの楽器ですので、プログラム系がわからなくても、プロが作ったプログラム付きの曲集を買って練習すれば十分楽しめます。

ただ既存のプログラムでは満足できない。演奏したい曲の曲集が販売されておらず、自分の耳コピで、楽譜を起こして演奏もしたい、という方には、プログラム系をあれこれといじることで、かなりクオリティの高い演奏をすることが可能となっています。

ただこのプログラム系がなかなか難解なのですが・・・・(音の性質(ほぼ物理ですね・・・)がある程度分かっていないと失敗してしまうように思えます・・・)。

時間があったらエレクトーンも久々に弾いてみたいです♪

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